4K解像度の液晶テレビが本格的普及の兆しです。
さて、その4K液晶テレビの評価は、どこがポイントになるでしょうか?
東芝が業界で初めて4K液晶テレビを発売してから、
ソニー,シャープ,パナソニックと続き、
先月 東芝が新4K液晶テレビを発売しました。
たしか東芝としては、コレが4世代目と記憶しています。
家電量販店 店頭では、
58インチ 58Z9X
50インチ 50Z9X
を展示している場合が多くなっています。
前のモデル Z8X から、大きく変わったところは、
映像に磨きがかかり、一段と綺麗になっています。
コントラストがよくなり、
白いところの白とびがなく、
雪のシーンや白いワイシャツの質感が
とても自然で綺麗に表現しています。
特に原色は、より原色に近い発色になりました。
暗いシーンでの映像つぶれもなく、
自然さが増しています。
映像表現が、このように変わった理由は、
モニターのバックライトに使われるLEDライトを
画面真後ろの直下に配置したことによります。
普通、液晶テレビのバックライトは、
画面の両側か、上下に配置されています。
ただ明るくするのであれば、
照度を上げれば事足りるのですが、
映像を表現する以上は、明暗があり、
光を必要とする部分に十分な明るさを届ける必要があるのです。
そこで、この部分の技術として、
液晶画面の後ろ=直下 にLEDを配置し、
さらにそのLEDを部分的にスキャニング(明滅)させて、
映像を作り上げているのです。
その明滅の精度とスピードのコントロールによって、
綺麗な映像を表下にしているのです。
このLEDの部分コントロールの技術は、
東芝の得意とする技術の一つです。
今までにもいくつかの機種で採用されていましたが、
4Kにも採用されたのは評価できます。
最近になって、
この直下型LEDを明滅することによって、
残像を減らせることも解ってきています。
コマ数を仮想的に生成することに加え、
直下型LEDの明滅で、
残像を減らせるようになるということです。
つまり、
残像が減らせる(動画応答性能)のは、
コマ数だけで向上できないことがわかってきました。
MPRTとも呼ばれる評価基準もでき、
動画性能の評価も変わりつつあります。
以前は、プラズマテレビの動画性能に比べて液晶テレビが、
とても評価が低かったのを懐かしく思い出します。
そのころ映像の質にこだわった方は、
プラズマテレビを選んだ方が多かったのを思い出します。
今となっては、液晶テレビの進化に目を見張ると思います。
色彩の表現力やきめの細かさ、
さらに、動画性能の向上も、じっくりと確かめてみてください。
液晶テレビの評価がガラッと変わると思いますよ。
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