2014年5月7日水曜日

4K液晶テレビの評価ポイントと映像

4K解像度の液晶テレビが本格的普及の兆しです。

さて、その4K液晶テレビの評価は、どこがポイントになるでしょうか?

東芝が業界で初めて4K液晶テレビを発売してから、
ソニー,シャープ,パナソニックと続き、
先月 東芝が新4K液晶テレビを発売しました。

たしか東芝としては、コレが4世代目と記憶しています。


家電量販店 店頭では、

58インチ 58Z9X
50インチ 50Z9X

を展示している場合が多くなっています。


前のモデル Z8X から、大きく変わったところは、
映像に磨きがかかり、一段と綺麗になっています。

コントラストがよくなり、
白いところの白とびがなく、
雪のシーンや白いワイシャツの質感が
とても自然で綺麗に表現しています。

特に原色は、より原色に近い発色になりました。

暗いシーンでの映像つぶれもなく、
自然さが増しています。

映像表現が、このように変わった理由は、
モニターのバックライトに使われるLEDライトを
画面真後ろの直下に配置したことによります。

普通、液晶テレビのバックライトは、
画面の両側か、上下に配置されています。

ただ明るくするのであれば、
照度を上げれば事足りるのですが、
映像を表現する以上は、明暗があり、
光を必要とする部分に十分な明るさを届ける必要があるのです。

そこで、この部分の技術として、
液晶画面の後ろ=直下 にLEDを配置し、
さらにそのLEDを部分的にスキャニング(明滅)させて、
映像を作り上げているのです。

その明滅の精度とスピードのコントロールによって、
綺麗な映像を表下にしているのです。

このLEDの部分コントロールの技術は、
東芝の得意とする技術の一つです。

今までにもいくつかの機種で採用されていましたが、
4Kにも採用されたのは評価できます。

最近になって、
この直下型LEDを明滅することによって、
残像を減らせることも解ってきています。

コマ数を仮想的に生成することに加え、
直下型LEDの明滅で、
残像を減らせるようになるということです。

つまり、
残像が減らせる(動画応答性能)のは、
コマ数だけで向上できないことがわかってきました。

MPRTとも呼ばれる評価基準もでき、
動画性能の評価も変わりつつあります。

以前は、プラズマテレビの動画性能に比べて液晶テレビが、
とても評価が低かったのを懐かしく思い出します。

そのころ映像の質にこだわった方は、
プラズマテレビを選んだ方が多かったのを思い出します。

今となっては、液晶テレビの進化に目を見張ると思います。

色彩の表現力やきめの細かさ、
さらに、動画性能の向上も、じっくりと確かめてみてください。

液晶テレビの評価がガラッと変わると思いますよ。

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